2021-01-01から1年間の記事一覧
今年もクリスマスの季節がやってきた。 スペインのクリスマスは、12月24日のクリスマスイブを皮切りに、年が明けて1月6日の3賢者の日までと、長い。 日本では大晦日とお正月を重視するが、スペインの年越しは、クリスマスのビッグイベント中に、あらま年も明…
今日は、ビクトルが夕方から友人たちと飲みに行った。 学校から帰って来たエクトルが昼寝をしている間に、ビクトルが出かけてしまったので、しばらく過ぎてようやく昼寝から起きたエクトルが、「あぁ、もうパパ出かけたんだね。」と言いながら、私の所へやっ…
スペインで暮らし始めて、当然、文化の違いや考え方の違いに驚いたこと、今でも驚くことはたくさんある。 住み始め当初、私はちょっとした“どちて坊や”(※アニメ「一休さん」に出てくる男の子)ならぬ、“ポルケ坊や”と化していた。 見るもの聞くものすべてが…
先月ぐらいだったろうか。 ある日、エクトルがビクトルに言った。 「今年のクリスマスプレゼントは、自転車を買ってほしい。」と。 ダイエット目的で、今年の夏ぐらいからエクササイズに目覚めた我が家の次男エクトル。 今度は、友達と公園でサイクリングし…
18歳の誕生日を迎え成人した、長男アーロンが9月から母親シュエと共に暮らすことになってから、2ヵ月がたった。 次男エクトルは引き続き毎週末をシュエの家で過ごしているから、時々エクトルにアーロンの様子を聞くのだが、聞くといつも「アーロンは相変わら…
日曜日。 ビクトルも私も盛大な朝寝坊をした。 2人共とにかく怠惰全開。 お昼ご飯を作るのもなんだか億劫だし、そもそもまだお腹が減っていないしで、夕方近くまでそれぞれ好きなことをして過ごした。 日もだいぶ傾いてきた頃ようやく空腹になり始め、2人で…
スペインにも100円均一ショップのような、安くて何でも揃っている店がある。 日本でも今やお馴染みの、デンマーク発Flying Tigerは、私が住むこの街にもある。 また、おそらくまだ日本には進出していないかもしれないが、Tedi(テディ)というドイツ発の雑貨…
私は、ホラー映画はあまり得意ではないのだけど、怖い話を読んだり聞いたりするのは、子供の頃から好きだ。 子供時代は、夏休みの定番「あなたの知らない世界」はもちろんのこと、「世にも奇妙な物語」、「奇跡体験アンビリバボー」もほぼ欠かさず見ていたし…
前記事でも少し触れたが、今年のハロウィンは日曜日。 我が家の次男エクトルは、養育権の契約上、毎週末を母親シュエの家で過ごさねばならないので、当日に私たち夫婦とハロウィンのパーティーをすることができない。 それならば、エクトルが我が家にいる間…
もう10月も下旬。 今年もハロウィンの季節がやってきた。 夫ビクトルは、1年の中でハロウィンを最も楽しみにしている。 クリスマスよりも自身の誕生日よりも待ち遠しいといつも言い、子供たち以上に大はしゃぎだ。 そもそもハロウィンはアメリカの行事であっ…
前回のお話は、コチラ。 思春期で親離れが始まったらしい我が家の次男エクトルと、やっと一緒に出かけることができた、とある平日の夜。 買い物を済ませてレストランで夕食をとっている最中、私たち夫婦はエクトルから衝撃の話を聞かされることになった。 長…
前記事の「酔うと化け物になる継父がつらい 1」の下書きを書き終えた日の夜、私は39℃以上の高熱を出した。 風邪か…と思ったが、一向に喉は痛くならないし、鼻水も咳も出なければ息苦しくもない。 原因がわからないまま熱は下がらず、2日間ベッドから起き上が…
中高生の子を持つ親御さんには、あるあるの1つなのではないかと思うが、我が家もご多分に漏れず、次男エクトルが中学生になってからというもの、めっきり私たちと外出してくれなくなってしまった。 映画を観に行こうと言っても、買い物や食事に行こうと言っ…
前回までのお話は、コチラ。 18歳(成人)になったのを機に、アーロンの養育権の契約が終了し、アーロンは9月から母親シュエの家で暮らすことになった。 アーロンが我が家に帰って来ない生活がスタートしたことによって、初めてエクトルだけが1人で我が家に…
9月半ば近くになって、ようやく新学期が始まった。 新年度の始まりでもある。 なんやかんやの末、我が家の次男エクトルは、学校が始まる前日の夜にようやく我が家に帰って来て(詳しくは前記事をご参照ください。)、アーロンは無事に…とでも言うか、母親シ…
スペインの子供たちの夏休みは長い。 小学校も中学校も、例年、6月の下旬(22日とか23日頃)から9月の第1週目、2週目半ばぐらいまでが夏休みだ。 冬休みや春休みは、日本のそれと同じぐらいの日数だけど、夏休みが日本の倍以上あるので、当然日本の小中学校…
―8月31日。 私のスマホのメッセージアプリを使って、ビクトルがアーロンにメッセージを送った。 1ヵ月ぶりの連絡。 「久しぶり。元気にしてるか?ところでお前のママにはもうあのことを話したか?」 夜になってやっとアーロンから返事が来た。 「うん。もう…
前回までのお話 11は、コチラ。 7月半ば、アーロンの専門学校の入試が終わった。 終わった次の日から、アーロンの生活習慣が変わった。 お昼ご飯に呼ばれるまで起きて来ず、午後もずっと子供部屋にこもり、夜中になってやっと出てきて受験勉強を始めたかと思…
前回までのお話 10は、コチラ。 今日も今日とて、長男アーロンの話だが、その前に次男エクトルの話を少ししたいと思う。 箸休め程度に笑。 6月で中学1年を修了した我が家の次男エクトル。 学校の通例で、最終学期の成績表は、毎回保護者が受け取りに行かねば…
前回までのお話 9は、コチラ。 ビクトルは毎年夏になると、この辺りでは7月が1年の中で最も暑い月だと言う。 我が家でも7月に入った途端から、特に昼ご飯の時間帯と夜の就寝時、本格的にエアコンをフル稼働する日々が始まった。 子供部屋にはエアコンがない…
前回までのお話 8は、コチラ。 憎たらしいほどいつものように、シュエの、いや今回はおそらくアーロンも一枚噛んでいる2人の強行により、7月が始まって早々の週末は、本来の養育権の契約を無視して、子供たちはシュエの元へ行ってしまった。 近所の映画館で…
前回までのお話 7は、コチラ。 「専門学校の入試まで、オンラインゲームは忘れろ。」 ビクトルにそう言われてブチ切れたアーロンは、「僕の未来に口出しするな」と言ってのけ、我が家には帰らないと宣言した。 …にもかかわらず、ビクトルのメールで事の真相…
前回までのお話 6は、コチラ。 大学受験から10日ほどたって、ようやくアーロンの最終獲得点数が判明。 結果は惨憺たるもので、いずれの志望学科の基準値にも到達していなかった。 厳密に言うと、基準値には達していないが、自動的に待機リスト入りするため、…
前回までのお話 1は、コチラ。 前回までのお話 2は、コチラ。 前回までのお話 3は、コチラ。 前回までのお話 4は、コチラ。 前回までのお話 5は、コチラ。 6話目にしてやっと本題に辿り着いた気がします…。 今まで長々とお付き合いくださり、ありがとうござ…
前回までのお話 1は、コチラ。 前回までのお話 2は、コチラ。 前回までのお話 3は、コチラ。 前回までのお話 4は、コチラ。 今回は、話を少し前後して大学受験の話をすることにする。 5月下旬に高校の卒業式があったわけだが、その卒業式直前まで、アーロン…
前回までのお話 1は、コチラ。 前回までのお話 2は、コチラ。 前回までのお話 3は、コチラ。 「お前にはもう後がない。試しに2学期までの成績で換算すると、はっきり言ってコンピューターグラフィック学科に入学できる点数までほど遠い。残された今学期で成…
前回までのお話 1は、コチラ。 前回までのお話 2は、コチラ。 アーロンが入学した高校は、当初、美術科クラスは1クラスと言っていたのだが、その年の美術科進学希望者が多かったのか、市からの要請でもう1クラス設けることになり、…といっても教室を確保する…
前回までのお話は、コチラ。 本題に入る前に、今日は、スペインの高校への進学方法を、我が家の長男アーロンの経験で実際に私が見てきたことを、その時の思い出と共に軽く説明しようと思う。 もしかしたら、それは州や公立校・私立校によって方法が異なる場…
5月、我が家の長男アーロンが、高校を卒業した。 小学生の頃から、アーロンはとにかく勉強が嫌いだった。 毎日のように、「今日は宿題がない」とビクトルに嘘をつき、翌日になると、連絡帳には先生からビクトル宛てに「宿題をしてきませんでした」とメッセー…
このブログを再開するのがまたしても久々すぎるやら、前回まで書き続けていた「アーロン14」シリーズも中途半端やら、言い訳は山ほどあるのですが、全部すっ飛ばして、今日はこれを書くことにします。 ちなみに1つだけ言い訳をすると、「アーロン14」シリー…