梅子のスペイン暇つぶし劇場

毒を吐きますので、ご気分の優れない方はご来場をご遠慮ください。

ツレが映画ヲタでして。

夫ビクトルは、“超”が100万個ついても足りないぐらいの“超”映画好き。

ほぼ毎日、自宅でなんらかの映画のDVDを見ている。

書斎には、床から天井まで壁一面の本棚に、DVDがびっちり収められている。

個人的にスゴイなと思うのは、
映画を1度見ただけで、いつまでもそのストーリーや出演者を覚えていること。

公開された年を覚えていたりもする。

私なんて、何回見ても「ハウルの動く城」の内容思い出せないっていうのに。

 

ビクトルが映画を見るのは、平日は、たいてい夜。

子供たちの宿題と夕食が終わると、「映画見るぞー」って言い出す。

たいていは、子供たち2人共か、どっちか1人が付き合うか、稀に稀ーに私が付き合うが、
あんたじゃないんだから、そう毎日見たくはないわけで。

DSで遊びたいとか、テレビ見たいとか、まぁとにかく映画モードじゃない時、
はたまたビクトル自身が子供向けでない映画(濃厚なラブシーンだとか、
残虐な殺戮シーンみたいなのだとかが含まれてる映画)を見たい時なんかは、
私たちはリビングから締め出され、ビクトル1人、リビングに籠って映画を見ている。

見終ると、決まって私に「コレ傑作!マスターピース!梅子も見るべき!いーや、見なさい!」と言う。

…が、今までに見たためしはない。

 

ちなみに我が家のリビングは、スクリーンが備え付けてあり、プロジェクター完備!

どの規格のDVDでも見れるように、リージョンフリーのDVDプレイヤー!

オーディオプレイヤーを通して、スピーカーから迫力満点のサウンド仕様!

映画見るための環境は完璧!

 

休日は、「どこか出かけようか!」となると、行先は十中八九、映画館。

ちなみにスペインに来てから、ボーリングには一度も行ったことがない。
(日本にいた頃も滅多にボーリングなんて行かなかったけど。)

 「外でご飯食べよう!」となっても、観たい映画の開始時刻か終了時刻で、
ご飯を食べに行く時間が決まる。

 

我が家に小包が届くと、大概、映画のDVD。

一応若干の罪の意識みたいなものを感じてるのか、いつもコソコソ開いてて、私が見に行くと
「まー、その、なんだ、そんな目で見ないでよーん。」と言うのがお決まりのパターン。

 

なんだかんだ忙しくて、2~3日映画を見れない日が続くと、
「もうダメだ。明日こそは映画見る!」つってイライラし始める。

 

もはや映画中毒。

だと思う。

 

「いちばん好きな映画俳優は、チャールトン・ヘストン

「超有名だよ?知らないの?」と言うが、ヲタじゃないのに知るか!

 

気を取り直して「じゃあ、いちばん好きな日本の映画俳優は?」と聞いてみる。

日本の俳優だったら、私だってきっとわかるに違いない!

 

…と思った私が浅はかでした。

 

京マチ子。」

 

ごめんなさい。知りません…。

渡辺謙とかさー、その辺が出てくるもんだって準備してたのにさー。

京マチ子て!

思わずWipediaで調べたよ!

 

映画好きが功を奏して、本まで書いてる。

 

ホラー映画とゾンビ映画について本を書いた時は、400本近いそれ系映画を毎日見てたと言う。

それを聞いてこっちが震える思いだわとか思ってたら、後日その本をくれた。

読めねぇ!!

 

映画好きが功を奏してパート2、近年は自主製作映画を撮りだした。

 

映画を撮るために、はじめはSONYのなんとかいうカメラを買ったのだが、
操作方法がプロフェッショナル過ぎて使えこなせず挫折。

二代目として、Panasonicのなんとかいう、ごくごく普通のホームビデオ用カメラを買い、
今はこのカメラで満足しているご様子だ。

 

そんな今日も、実は自宅で映画を撮っている。

主人公役の友人と、主人公の淡い恋を邪魔する悪女役の友人が、
監督・兼・脚本・兼・カメラマンのビクトルと共に、主人公の自宅という設定で、
リビングとキッチンでヤイヤイやってる。

 

実は、主人公の淡い恋のお相手役が、何を隠そうこの私なのだが、今日は私の出る幕なし。

休憩用のお茶とお菓子を用意して、お役御免だ。

 

そうそう、この映画には、ウチの猫の助もちゃっかり出演している。

猫の助大活躍シーンは早々に撮り終えたので、彼は今アーロンのベッドで撮影の疲れを癒しているのだが、
疲れを癒すその佇まいは、もはや大物俳優の風格だ。

あ、ただ単に図体デカいだけだったんだっけ。

 

あーそれにしても、もうお昼だ。

今日は朝起きて早々にキッチンの掃除に追われて、朝ご飯を食べそびれた。

お腹空いたなー。

 

 

■本記事のタイトルは、映画「ツレがうつになりまして。」(2011年公開、日本)をモジって使わせていただきました。
記事の内容と映画は、一切関係ありません。